現在、国内の里山は人の手を離れ、荒廃の道を歩んでいます。
昔、人々が大切にした美しい里山は倒木や雑草に覆われ、その景観を失いつつあります。
房総トレイルヘッドクラブでは、里山のこのような状況を危惧し、2010年秋からそれまでの運営方針を改め、この危機的状況に対応するため、クラブ員による里山保全活動を行っています。
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自転車が1台埋まってしまうほど彫れた道。流れる水が土を流し徐々に浸食してしまいます。 |
砂岩を手作業で掘って作られた階段。タイヤの跡が刻まれ、階段は崩れ、人が歩くことはできなくなってしまっています。 |
また、我々は騒音や自然に対する影響の少ないマウンテンバイクを使用し、ハイカーや里山の状況に対するパトロールを実施する「MTBパトロール」を提唱しています。
携帯電話が使用できない山中で事故等が発生した場合、医療機関への連絡するため傷病者を置いて連絡が取れる場所まで移動しなくてはいけません。 このような場合にもマウンテンバイクの機動力は発揮されます。 「房総トレイルヘッドクラブ」に所属しているガイドは全員がファーストエイド資格を受けています。ガイドのスキルとマウンテンバイクの機動力を駆使し、山中での不測事態に対処するべく積極的に活動を行っています。
房総トレイルヘッドクラブでは私達と一緒に里山保全活動を行ってくれる仲間を募集しています。15歳以上の健康な男女であり、山が好きなことが参加資格です。 MTBを所有していなくてもOKです。活動にはBTHCへの入会が必要です。会員募集要領を確認いただき、入会申し込みフォームのご要望・質問欄に「里山保全活動」と記載し必要事項を記入して送信してください。後日、こちらから詳細な連絡をさせていただきます。
Q. 保全とは具体的にどのようなことですか?
A. 里山を保護して安全にすることです。保護するだけではなく、保護し、安全に保つための作業です。
Q. どのような作業をしているのですか?
A. 倒木や雑木、雑草を除去し、安全な山道を維持します。必要に応じて伐倒や整地も行います。
また、NPO法人や関係団体等と協力し、山に必要な手入れを行っています。
Q. 里山保全にはどのような道具が必要ですか? 購入する必要がありますか?
A. ハンディソー、ナタ、刈り払い機、チェーンソーなどが必要です。
大きな物はクラブ員の私物を借用しています。ハンディソー、ナタは必要に応じて、
革手袋や作業に適した服装、ホイッスル等軽微な物は個人で用意していただきます。
Q. MTBを持っていないのですが、里山保全だけの参加はできますか?
A. もちろん参加していただけます。お問い合わせフォームからご連絡ください。
Q. 女性でも参加できますか?
A. 女性も里山保全活動に参加しています。楽しいと評判です(笑)
Q. 里山保全活動の頻度どれくらいですか?
A. 月1〜2回程度です。